YAPC::Asia 2015 2日目に参加しました

書くのが遅くなってしまいましたが YAPC::Asia 2015 最終日の参加記録。
前夜祭1日目 に続いて、2日目にも参加してきました。

Mackerel開発におけるScalaとGo、そしてPerl - YAPC::Asia Tokyo 2015

@songmu さんのセッション。Mackerel で使っている言語の特徴・使いどころや、Scala , Go の Perl との比較の他に、Mackerel のための CPAN モジュール紹介や、Perl の強みについて。

自分は今も Perl メインで開発していて、Perl の仕事がなくなったらどうしよう、他の言語をちゃんと好きになれるだろうか、というような漠然とした不安を抱いていたので、適材適所の言語選択の一環として Perl も選んで強みを活かすという形にグッと来ました。

サーバーサイドエンジニア(特にPerl)のためのiOSアプリ開発入門 - YAPC::Asia Tokyo 2015

@typester さんのセッション。
Swift 2.0 と Xcode 7 で iOS 開発の敷居がずいぶん下がりましたよというお話から始まって、PerlSwift の違いや、Foresqure API を叩くアプリのライブコーディングなど。

特に印象に残ったお話:

  • サーバサイドエンジニアが iOS アプリを作り始めるなら、最初から完璧なものを作ろうとしないほうがいい。クライアントサイドではなるべく手抜きをして、サーバサイドで本領を発揮する形が入りやすい。サーバサイドで頑張れば、クライアントサイドからちょっと呼ぶだけで良いものができる
  • iOS なら作ったものを見せやすいから、モチベーションを保ちやすい。変なものを作って持って行って「馬鹿じゃないの」と言われると承認欲求が満たされる
HTTP2 時代の Web - YAPC::Asia Tokyo 2015

@jxck_ さんの HTTP/2 セッション。
HTTP/2 を理解した上で導入するのは有りだけど、導入しないのも有り。必要性や技術的問題を見極めた上で自分たちで考えて決めて行く事なんだ、という語り口でした。導入するという前提ありきで考えようとしてたので耳が痛かった...

自分が回った中で、最も席の競争率が高いセッションでもありました。
必ず混むだろうという確信があったので、早めに行ってドア付近で待つ作戦でしたが、開始15分前の時点ですでに長蛇の列。なんとか会場には入れたものの、椅子には座れないという盛況っぷりでした。

LT

1日目は会場に入れず、ドアの外から音だけ聞いたような感じだったので、2日目は早めの移動を心がけて前のほうに着席。
どのトークも最高に面白くて、特に bot さんと電話とモールス信号と CONBU さんがすごかった!

クロージング

ベストトーク賞は、発表順に

3位 @kazuho さん
HTTP/2時代のウェブサイト設計 - YAPC::Asia Tokyo 2015
2位 @jxck_ さん
HTTP2 時代の Web - YAPC::Asia Tokyo 2015
1位 @hitode909さん
Perlの上にも三年 〜 ずっとイケてるサービスを作り続ける技術 〜 - YAPC::Asia Tokyo 2015

ひとでくんさんの Perl トークが1位! ということで胸熱でした。

クロージングの後

真っ赤な YAPC Tシャツを着たまま、同じく真っ赤な @nqounet さんや 真っ黄色な巨大リュックを背負った @issm さんと東京駅へ。非常に派手派手しい一団だったので、待ち合わせ余裕でした。
懐かしい方々やその同僚さんなどと技術周辺話で盛り上がりつつ飲食して、帰りは @nqounet さんに「Perl と心中したいくらい好きだったんです」とこぼしたり「心中は違うでしょう」と諭されたりしながらホテル周辺まで。

最後に

まとめに代えて YAPC::Asia 2015 参加前後での心境の変化を。

Perl の仕事がなくなったらどうしよう
-> 他言語を楽しみつつ、隙あらば適所で Perl を楽しめば良い

技術書が高くて悩ましい
-> 悩まず 1-Click すれば良い

*.pm へ行きたいけど旅費が
-> 稼いで行きまくれば良い


自分にとっても大変意義深いカンファレンスで、やはり YAPC::Asia は最高でした。

牧さん始め関係者の皆々様、ご尽力ありがとうございました。